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同窓会活動報告
「東日本大震災復興コンサート」活動報告
皆さま、こんにちは。金光大阪高等学校29期生卒業の星山真緒と申します。
10月31日に、母校である金光大阪高等学校吹奏楽部の高校生25名、卒業生9名、先生方4名、合計38名で、被災地に音楽で元気づけようと、宮城県気仙沼市五右衛門ヶ原の仮設住宅に、行って参りました。その活動報告をさせて頂きます。
今回、この演奏をしようと決めたきっかけは、四年前、当時高校二年生の時、一度気仙沼市五右衛門ヶ原の仮設住宅で、ボランティア演奏を行ったことです。この四年ぶりに東北に訪れた際に、風化しつつあるこの被災地に、
「また音楽で元気づけたい!」とういう思いで今回、演奏を企画しました。
 
高校生たちは、前日の夜出発をして、14時間ほどかけて夜行バスで向かい、翌日の朝、気仙沼市に到着しました。午前中は、現地の方の語り部さんのお話を聞いたり、気仙沼で一年間インターンシップを経験されていた大前さんから、今の被災地の現状や魅力をお話して頂き、初めて訪れた高校生たちは、とても熱心に感じていました。
四年がたった今でも、一部震災の跡が残されていたり、また多くの場所は、ほとんど嵩上げ工事が始まって、公営住宅地を建てていました。

卒業生たちは、当日の朝、飛行機でこちらに向かう予定でしたが、遅延で2時間も飛行機が遅れるとういうハプニングがあり大変でしたが、無事に演奏会の時間に間に合いました。
午後からは、演奏会に向けて、準備をし、本番を迎えました。
風が吹いていて気温が下がり寒い中、演奏会では、約30名ほどの方に足をお運び頂き、本当にうれしかったです。演奏会に来て頂いたお客さまに、私たちから感謝の気持ちを込めて、部員一人ひとりから手作りのメッセージカードをお渡ししました。
演奏会では、気仙沼にちなんだ「港町ブルース」を演奏したり、日本の「ふるさと」を演奏したりと、来ていただいたお客さまと一緒に歌ったりと楽しみました。

その後は、仮設住宅の集会所にて現地の方たちと、交流会を行いました。ハロウィンの日ということもあり、ゲームをして交流を深めたり、また現地の方からサプライズで、さんまのすり身汁をご用意して下さりました!さんまの季節ということもあり、とても美味しかったです。

また、金光教気仙沼教会にも訪れ、私たちの為に気仙沼の美味しいさんまのお料理をたくさん、ご用意して下さり、おもてなしを感じました。ありがとうございました。

一日という短い時間でしたが、とても私たちは貴重な経験をすることができたと思っています。今回、この企画を自ら実行して大変でしたが、本当に演奏会をしてよかったなと思います。音楽の力は、人に勇気や感動、笑顔を与えてくれて、本当に改めて素晴らしいものだと感じました。私たちが今東北で被災地の人たちになにができるかというのは、音楽を通じて現地の人たちを元気づけるということです。この五右衛門ヶ原の仮設住宅には、今も多くの方々が住んでおられます。一日も早く、みなさんが元の生活に戻れることを願って、私たちは、これからもこの仮設住宅の方に演奏を届けようと思います。今後ともどうぞ、ご声援をよろしくお願い致します。
今回、この演奏会を実現できたことは、皆さまからのご声援や、多くの方々からのご支援で、実現できました。本当に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

上の2枚以外の写真につきましては、写真館をご覧ください。