恩師からの手紙
成美高校で学んだこと
 成美で過ごした4年間は本当に貴重な時間でした。熱意のある先生方と共に、時には生徒とぶつかり、時にはわかり合い、そして生徒達から多くのことを学んだ4年間でした。成美を離れて改めて自分の未熟さも感じることができました。卒業生の皆さんもきっと同じように思うところもあると思います。でもそれでもいいんだと思います。「気付いた時人間は成長する。」
 成美で学んだことは絶対に外の世界でも通用します。そこに誇りと自負を持ってこれからも輝き続けて下さい。
 一生勉強一生青春。お互いに頑張り続けましょう。
 
角田寛典
 

礎つくりの生徒会
 成美高校には7年間勤めた。英語科主任と1期生担任、生徒会主担を担当した。英語科のALT配置、普通科総合選択制としての初担任、礎つくりの生徒会活動など。振り返るとどれも充実した毎日であった。とりわけ生徒会では、1年生から3年生まで個性あふれる仲間と、帰国生在籍の異文化理解を進める中、いろんな取り組みをした。泥まみれの花壇作り、体育祭応援、文化祭飲食など。共に生徒会を盛り上げてくれた生徒たち、先生方に心から感謝したい。
 
南浦 勝
 

成美高校緑逢会の皆様へ
 ご無沙汰しております、保健体育科の赤坂久雄でございます。緑逢会の皆様におかれましては、各方面で元気にご活躍のことと拝察いたします。
 昨年3月に成美高校を去り、4月から泉陽高校に勤務して早や1年が経ちました。転勤していきなり1年生の担任を仰せつかり、現在2年生担任として忙しい毎日を過ごしております。
 年を取るとともに、学校に慣れるのに苦労いたします。やっと、生徒会活動にも力を注げるようになって参りました。体育祭もダンスとアーチ(マスコット)以外は成美高校の方が見ごたえがあります。微力ではありますが、成美高校の体育祭に近づけるようアドバイスしていきたいと考えています。
 1年も2年も3年も、男子も女子も、国籍も関係ない、生徒も教師も保護者もない、高校に集いし者全員が一つになれる体育祭をめざしていきたいと考えています。
 あいさつ、礼儀、言葉遣いのきっちりできる成美高校は素晴らしいし、最高だと思います。
 最後に、皆様の今後ますますのご活躍とご健勝をお祈りいたしまして、近況報告とさせて頂きます。
 
赤坂久雄
 

実はまだいます…
 卒業生のみなさん、お元気ですか?時々遊びに来てくれる卒業生と話をするとその頃のことを思い出して懐かしくなります。みなさんがそれぞれで頑張っているのを聞くと私ももっと頑張らなあかんて元気が出てきます。現在は1年生を担当しています。いつでも4階職員室に遊びに来てください。会えるのを楽しみにしています。
 
浜田佳樹
 

成美高校の思い出
 私は、成美高校の前身である美木多高校で5年間勤務し、その後成美高校で4年間勤務しました。成美高校では男子バスケットボール部の顧問として、生徒に深く関わりました。成美高校の第1期生は、特に強く印象に残っています。点差が開いて負けていても、試合の最後まで諦めずに戦い続ける部員の姿は、本当に素晴らしいものでした。私は成美高校での勤務を通じて、粘り強く頑張り続けることの重要さを、生徒達の姿を通して学んだような気がします。
 
鎌野宏紳

福島先生より
 卒業生のみんな、それぞれの道でがんばってますか。成美での3年間で身につけた力を発揮し自分の目標へと突き進んでください。「出身は、成美高校です。」とみんなが、堂々と言える学校に成美は、なれたのかな。それなら良いんだけど。あと少しガンバリます。
 
福島 悟
 

心の財産
 旭高校に転勤して3年目。2年後に定年が迫る。仕事に忙殺されながらも、トレーニングは続け、身体はまだまだマッチョ。時々、部活で生徒と一緒にバスケットをしたり。
 さて、美木多と併存の成美初年。書けば本一冊になる?担任でもないのに、学年全員と2度の個人面談。しんどかったけど一人ひとりをよく知ることができた。今でも、時たま1期生と出会う。その度、彼らの生きる力の強さを感じる。成美で良かったと深く思う。
 
根来理典
 

同窓会誌に
 平成17年、1期生が3年となり成美高校の全学年が揃った年から7年間、勤務しました。それぞれの年度の生徒達、先生方が考え、試行し、より良い成美を創っていこうとする過程を経験できました。特に担任をもった4期生の3年間は行事、修学旅行、そして進路へと取り組む生徒達を最も身近に感じられた期間だったと思います。学校全体が一つになって物事にあたると言う『成美一家』という表現もこの頃にできました。今も、そしてこれからも、成美を卒業した生徒達が満足し誇れる学校であってほしいと心から願っています。
 
田村恵一
 

ももたろう
 短い間でしたが一番の思いではエリア発表で行った「国際寸劇ももたろう」。5ヶ国の生徒に母国語で演じさせた寸劇です。マイノリティであった彼らに母国語に対する誇りを持たせるのが狙いで、着任当初からの夢でしたが、周囲の先生方のお陰で楽しい形にできました。
 成美高校は外国人生徒の受け入れ可能な数少ない府立校の一つです。彼らに母国の誇りを持たせつつ、日本で生きる力をいかにつけてやるかを考え続けた4年間でした。成美高校に関係する皆様の今後のますますの発展をお祈りいたしております。
 
野口三四郎